大吟醸原酒5年熟成"白瀑"をいただきながら思ったこと

土曜日の夜は"Gonzo"@白金高輪へ。

 

マスターが鹿児島の西酒造に芋堀りに行った時に入手した自主制作の特攻隊の記録を、

20s前半の世代も含めての少人数で観せていただきました。

あまりそういうことに関心がなさそうな雰囲気のマスターですが（失礼！）、

きっと強く感じるものがあり、私達にもひっそりと観せてくれたんだと思います・・・。

 

私は、阿川弘之さんの『雲の墓標』を読んだことがあるのですが、

また、シニアの方に連れていっていただいた初めての海外Diveが

トラック環礁でのWreck Dive（沈船）だった経験があるのですが、

その時のように簡単に言葉で表すことはむずかしい気持になりました

そして恥ずかしながら・・・感情が抑えられずにぼろぼろと泣きました。

 

たった数十年前のことなんですよね。

日頃、ちょっとしたことで不満を感じたり、イライラしたり、他人のせいにしていたりする自分を

とても恥ずかしく思いました。

観念的イデオロギー的なことを語るつもりはありませんが、普通の青年達が、死の恐怖を感じながらも

信じる愛や家族のために、大空に散っていきました。

そして、その子孫の私達はなんだかんだと言いながらも、とても平和に暮らしているのです。

 

映像を観たあとは、皆多くを語ることはなかったのですが、それぞれがいいものを観たなぁと

思いながら、美味しいお酒をいただきました。

 

平成十七年全国新酒鑑評会出品酒
大吟醸原酒5年熟成　白瀑

香りも熟成、飲むと意外とすっきりしています。